教育課程

1 教育課程編成の基本的事項
 授業は小学校、中学校に準ずる教育課程の編成を基本とするとともに、精神疾患のある児童生徒の実態に即した教育課程の編成、実施、評価を図る。

2 指導計画作成上の配慮事項
①伊奈分校の児童生徒は病気治療による学習空白があり、学力差が大きいため、個々の実態を的確に把握し、学習意欲を高めながらニーズに応じた課題を設定し、組織的に指導を進める。
②児童生徒の在籍期間が短く、転出後の生活に不安を持っているため、転出後の生活を見据えた指導目標を設定し、家庭・病院・学校・転出先校・地域と連携して復学支援会議、準備登校等を行い、転出後の環境調整に努める。

伊奈分校の学習について
○授業について
・基本的に小学校、中学校と同様の学習を行います。
・教科書を使用して学習します。
※元の学校と教科書が同じ教科は、そのまま使用します。
  異なる場合は、伊奈分校で新しく配付します。
・体調や治療状態に応じて学習を進めます。
・学習進度、学習空白に可能な限り配慮しています。

 

○自立活動とは
・伊奈分校では通常の教科に加え、自立活動という授業があります。
・病気の治療中や病院の退院後、勉強や生活の困難となることに対して改善や克服を目指して行う学習です。
・たとえば、自己理解を深めるための学習、グループで協力して行う学習、教員と面談して気持ちを言葉に表すことで心を落ち着かせる時間など個人の状態に応じて様々な学習を実施します。