概 要

本校は、埼玉県立小児医療センターに入院している小中学生が在籍している学校です。原則として、二週間以上の入院が予定されている児童生徒が対象となります。

退院後、児童生徒が元の学校に安心して復学できるようにするため、できる限り入院前と同じように学習ができるよう教育活動を行っています。また、入院や復学、将来への不安などを軽減・解消するための取組も行っています。

高等部はありませんが、入院中の高校生に対して学習支援を行っております。詳細はこちらのリンクをご覧ください。




本校で学習するための流れの詳細はこちら

 

本校で学習する場合は、【けやき特別支援学校に転校】することになります。転校の手続きについては、「転入学手続き」欄をご覧ください。

一日の生活の様子

学校に登校して授業を受ける場合は、学年によって異なりますが、小4以上は基本的に6時間の授業があります。登校の場合、小学部は45分、中学部は50分授業です。4時間目終了後に昼食のために病室に戻り、病室で昼食をとってから再び登校します。学校で給食は出ません。

ベッド学習は1日3時間の授業があり、ベッド学習①~④の中から毎日3コマの授業があります。どの時間に授業があるかは、それぞれの時間割で決まっています。ベッド学習は全学年が45分授業です。

詳しい時間割については、「時間割の例」欄をご覧ください。

 

本校の学習について

授業について

・入院前の学校とできる限り同じ内容の学習ができるように配慮しています。

・基本的に当該学年の教科書を使用して学習します。入院前の学校と教科書が同じ場合は引き続き同じ教科書を使用し、異なる場合は本校で新しく給与します(無料)。

・一部、複数学年が合同で学習する教科があります(音楽、体育等)。

・常に体調や治療の状態に配慮して学習を進めます。

・入院により欠席が続き学習ができていない部分がある場合も、できる限り学習できるように配慮しています。

・学校で学習(登校)か、病室で学習(ベッド学習)かは、病院の判断および体調によって決まります。

・入院前の学校で特別支援学級、特別支援学校に在籍していた場合は、特別支援学級(重複学級)で学習することもできます。

時間割の例はこちら

 

 

「自立活動」について

・本校では、通常の教科の授業に加えて「自立活動」という授業があります。

・自立活動は、特別支援学校、特別支援学級、通級による指導の教育課程において特別に設けられた指導領域です。

・本校の自立活動では、例えば自分の生活を見直して改善点を考える学習(健康の維持)、自分のストレスを把握して上手な対処方法を学ぶ学習(健康の維持・心理的安定)、退院が近づいた時に復学への不安や悩みの改善策を考える学習(心理的安定)、入院や治療によるストレスを解消する活動(心理的安定)などを、一人一人の状態に応じながら行っています。