校長室より      

 

子供たちに寄り添い、より良い学びを築く一年へ

                                     校長 永山 千洋

   新入生の皆さん、そして進級された皆さん、御入学・御進級おめでとうございます。温暖化の影響で桜の開花が年々早まる中、今年はまだ少し花が残り、皆さんの新しい門出を優しく祝ってくれているように感じます。

 私が本校に着任して一年が経ちました。入院や治療を続けながらの学校生活には、計り知れない不安や戸惑いがあることと思います。しかし、けやき特別支援学校には、皆さんの気持ちに寄り添い、頑張りをしっかりと受け止め、安心して学べるよう支えてくれる先生たちがいます。児童生徒の皆さんにとって、学校が「ホッとできる場所」「心の拠り所」となれていれば、嬉しく思います。

 けやき特別支援学校は、平成28年12月に埼玉県立岩槻特別支援学校から「けやき特別支援学校」という校名で新しく開校し、10年目になる特別支援学校です。埼玉県立小児医療センターの7階の全フロアーが「けやき特別支援学校」です。

 伊奈分校は、旧岩槻特別支援学校の訪問教育に代わり、平成28年4月1日に、分校として開校しました。埼玉県立精神医療センターの病棟の中に分校があります。

けやき特別支援学校は、本校、分校ともに小学部・中学部を設置しています。本校は、小児医療センターに入院している児童生徒、伊奈分校は、精神医療センターに入院している児童生徒が学んでいる学校です。また、平成30年度からは、埼玉県立高等学校に在籍する生徒のうち、小児医療センターに入院している、修学の意思を強く持ち、学習意欲のある生徒に対して行う埼玉県立高校生入院時学習支援を開始し、高校生の学習支援についても、県教育委員会との連携により進めています。

 

 けやき特別支援学校の学校教育目標及び目指す学校像、重点目標は、以下のとおりです。

 

【学校教育目標】

 け : 健康な心と体を育てます

 や : やさしい心と豊かな学びを育てます

 き : 希望をもって前に進む子を育てます

 【目指す学校像】

 安定した人間関係を形成し、「自らの病状や実態を理解し、自らの健康管理ができる力」と「基礎学力」を身につけさせ、子どもたちの夢や希望の実現に向けて全力で取り組む、保護者・病院から信頼される学校

 

【重点目標】

1 病弱教育における教職員の専門性の向上と児童生徒一人一人に応じた教育活動の充実

2 病弱教育のセンター的機能の充実と保護者や地域、関係諸機関に信頼される学校づくりの推進

3 児童生徒が生き生きと学べるよう、安全・安心な学習環境の整備

  令和8年度も安全・安心な環境を整えながら、児童生徒一人一人にとってかけがえのない時間を共にし、「今できることを存分に」、「今、ここでの学びの充実」を大切にし、心が満たされ、一人一人の力が発揮できるようより良い学びを進めてまいります。教職員一同、ワンチームとなり取り組んでまいります。

 保護者の皆様並びに病院関係の皆様、関係機関等の皆様には、日頃から本校の教育活動に深い御理解と温かい御支援を賜り、心から感謝申し上げます。今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。