★和文化体験★
1月23日(金)、ボランティア落語家の「山柳山柳さん」をお招きして、和文化体験(落語観賞会)を行いました。
まずは、落語が芸として成り立ってきた経緯を、小話を交えて教えていただきました。なぜ高いところ(高座)に上がるのかというと、もともとの成り立ちが、仲間内を集めて面白話をしたのがきっかけだからとか。だから、噺家さんの語り口は「よぅよぅ、ちょっとみんな聞いておくれよ。」的な感じなんですね。聞き手を大事にしている理由がよくわかりました。
本日のお題は「まんじゅうこわい」と「動物園」。
まんじゅうこわい:いつも威張り散らしているてっつぁんが「まんじゅうが怖い」と言うので、ちょっと脅かしてやろうと枕元に山ほどまんじゅうを置いたところ、「怖い、怖い。」と言いながらパクパク。「おいおい、話が違うじゃないか。」と問い詰めると、ばつの悪い顔で「本当はお茶が怖い。」
動物園:怠け者に仕事の世話を頼まれた先生、移動動物園の仕事を世話します。肝心の仕事は檻の中でライオンのふりをしていること。子供に向かってうっかりしゃべってしまったり、エサを手で持って食べたり。なんとも妙なライオンになります。さて、お客さんを集めてライオンとトラの対決ショーが始まります。「トラなんて聞いてないよ」と青くなる怠け者ですが、近づいてきたトラがこっそり耳元で「安心してください。私も雇われたんです。」
どちらも古典落語(滑稽話)の名作です。人の心をこそっとくすぐる物語の面白さと、あたかも自分がそこにいるような空気感を漂わせる語り口。そして扇子と手拭いで演出する想像力。日本語文化の面白さを存分に味わうことができました。山柳さん、ありがとうございました。
この時期、受験生にとって「落ち」は禁句ですが、進路選択も落語同様「落ち」がついて「落ち着いて」…。お後がよろしいようで。